さあ、ぐずぐずしていないで 

眠って眠って。

眠れば忘れる 

さあ、いい加減くよくよしないで寝てしまおう。

悲壮 

心が沈むのは気のせいじゃない。

水面 

雨音はとつとつと鼓膜を叩く。
私の脳に波紋を広げて。

悪夢よ、おいで 

頭痛とともに眠りにつく私の。

制御不能 

おやすみ、と心臓によびかけるのだけれど、ちっとも動機がとまらなくて。

夜 

とても寒い風が吹いた春。

まるで 

朝になって曜日の感覚すら危うくなって。

穴が開くように 

ああ、胃の底がチリチリと。

初夏の陽気とは裏腹に 

明日がこなければいいのに、と後ろ向きなことを久々に思った。

休日でも 

心の奥底に刺さる棘を抜けなくて、困っている。

どうやら 

お化けになる、時間です。

みんな、静かに! 

さあ、おやすみ、耳鳴りもおさまれ。

原因は全部わかっていても 

溜め息ばかりが落ちて、地面を湿らせている。

それはひどい騒ぎようで、 

私は肋骨の奥の鼓動を為す術もなく聞いていた。